DJ KRUSH 8THアルバム「寂」リリースパーティ@LIQUID ROOM恵比寿

この日のライブを体験した人はみんな「今」世界を震わせている、最新型日本音楽の証人だ!

もう、楽しすぎたこの日。相変わらずのI・W・ハーパー持参で望みました。(ごめんね。リキッドルーム!)いやー騒いだ騒いだ。笑!

会場入りしてのKEMURI PRODUCTION。
あーやっぱカッコいーよ!!DJYAS、DJHIDE、DJ刃頭もうターンテーブルの前に立ってるだけで、オーラが立ち込めてますよ。気持ちがまっすぐ届いてくる感じ、本当に素晴らしい。ロック〜エレクトロニカ〜ヒップホップが交差する音は、KRUSH直系の魂の音楽。最後のKEMURIはやっぱりグッときたなー・・。オープニングとしては、これ以上のお膳立てはねーよ!!かなり高まってしまいました。

うわー次にKRUSHかーーなんて思ってると、この後メインフロアにはどんどんお客が入ってきた。踊る場所なさそう・・ギュウギュウの人を縫って、なんとかメインフロアのほうに降りる。踊れそうな場所を何とか確保できたのでした。良かったー。

KRUSH登場までのDJ SEENも凄く良かったですねー。
それにしても、棒立ち君多すぎるなー。それともあまりの感動に動けなかったのかな?

さてさて、DJ KRUSHの登場で大歓声の会場!

尺八の森田柊山さん、とにかく凄まじかった・・。「ヨーロッパツアー、何万クラスのフェスで一緒にやってきましたが、みんなビっっくりしてましたねっっ。ざまーみろって感じでしたねっっ。日本人なめんなよって感じでしたねっっ!!」とKRUSH自身いっていたけど、そっかー。その反応俺も見たかったなあ。俺もざまーみろって思いたかったよーーっ笑!

とにかくエモーショナル。尺八ってフルートと良く比較されるけど森田柊山さんのは、もうそういうのも超えちゃってる感じですね。この音聞いて海外でも尺八やる人がどんどん増えてくるんじゃないの??って思いました。

その後、ピアノの島健さんとKRUSHのスクラッチのぶつかり合いもやはり凄かった。。

それから・・・BIG・BIG・GUEST!!!COMPANY FLOWのMR・LIFが登場しちゃいましたよーーーっ!!なんだよそれ!いやー危ない!!そっか、出るの知らなかったよ。この時点で既に自分のキャパを超えてしまう笑!アルバムの深海を突き進むような(?)感覚とは違い、上げる上げる、上げまくる。参ったなー。もう、無心で楽しんじゃいました。

MR・LIFも触れてたけど、アメリカでブッシュが再選されたり、世界は相変わらず、いやなムードだ。でも、俺たちは暗い顔してないで、絶対に楽しむって事を忘れちゃいけないと思う。そういう事は、毎日、力強く生きる原動力になると思うから。もしかしたその力は何かを変えることにもなるかもしれないし。だからこそ、感じたのなら、体を動かすとか、反応して欲しかったつーのはあるな。

その後、津軽三味線井の木之下真市さん。この即興性はもうJAZZの領域ですらあるよ。しかも、ドラムンベースな絡みだからなー!!完全に新しいグルーブが生まれてる。
音楽って本当に自由だなあ。決め事なんて何にもなくていいんだよねって事を思い出させてくれました。内藤哲郎さんの太鼓は、時には打ち込みかってほど正確で、魂で叩かれるの太鼓の音はKRUSHのビートと溶け合ってこれまた素晴らしい。その音圧と音の深さには圧倒されてしまったよ。

ホントこんな人達が日本にいるって事、誇りに思います。KRUSHありがとう!!今回の様な事がなかったら、和楽器の音を真剣に聞くなんて事、なかなか無かっただろうと思います。心に染みる音・・・なんつーよりも、直接魂を揺さぶる音。訴えかけてくる音。そこに絡むKRUSHの日本的な間合いから作られるビート、一瞬たりとも集中力の切れない繊細なプレイとの融合。凄すぎるよ!このスケールのデカさは一体何なんだ!?!?誰もこんなの作れないしジャンルで定義する事なんてできないです。素晴らしい。

最後アンコールでの登場では、この日のために作ってきたという18分の曲をやる。これはもう来た人は超ラッキーでしたよねーー!!BOSSの声だったり、NINJA TUNE MIXでの音源だったり、KEMURIだったり。。大満足。

本当にこの日を体験できて良かった〜。としみじみ。やっぱりどこまで行っても前進し続けるKRUSHの姿には毎回、勇気をもらいます。これからも、ずっと追っかけて行きたい大切な存在です。今度は来月25日!!今から、本当に楽しみだ〜!!(あーっ!!24日もJAZZIN’@ASIAにでるんですね・・・)