JAZZIN’@渋谷CLUB ASIA

この日の夜は会社の女上司(独身)からの執拗な嫌がらせに屈せずになんとか会社脱出するところからはじまる・・。まあしかしクリスマス効果、大したもんだね。やっぱし、30代半ば独身女性(友達少なめ)には堪えるのだろうか。終電ぎりぎりまで残業付き合わされたよ。

今年は幸いにも、好きな人と共にすごす事が出来たわけでありますが、この日が誕生日で、ガキの頃からジャパニーズクリスマスの良さを叩き込まれてる私にゃー、この日のロマンチシズムが染み付いちゃってるようです笑。きっとみんなもそういう刷り込みがあるんだろうね。

JAZZIN’@ASIAで、DJ KRUSHとU.F.Oの揃い踏みってことで、昔のCLUBJAZZファンとして嬉しい組み合わせ。どんな感じに仕上がるのか、正直予想できなかった。KRUSHも原点回帰でまた煙たいJAZZをかけるのか?なんて期待を持ちつつASIAへ。

客層は、色々入り乱れてますね。ギャルっぽいねーちゃん達やら、B−BOY風の人達。KRUSH好きそうだなーって人達などなどオールジャンルでした。

今更だけどやっぱりKRUSHの音とU.F.Oの音は随分違う道を歩んでったなーって思った。

様々なアーティストがJAZZでHIPHOPをHOUSEをFUNKを・・ぶっ壊しはじめた90年代頭。JAZZYなら、なんでもかんでもACIDJAZZなんて言われてたけど、結局今の両者を見ると全然違うしやっぱり、いつの時代もジャンルわけなんてくだらないね。そういうので縛られちゃうのはもったいないね。と思う。

U・F・Oは踊らせることで、享楽を与ようとしてるし、KRUSHは人々の心に直接揺さぶりをかけ、人生を表現しようとしている。そんな感じだろうか。ただ、どちらも音楽ってものを使って人生を豊かにしてこうぜ!って心意気は同じっす。

この日俺のハイライトは、やっぱりKRUSH。

KRUSHが音を出し始めると一瞬にして会場の空気が変わり始める。なんか、ビシーーッと聞く側に対して緊張感を強いる感じだ。その空気をコントロールする力がやっぱりこの人は凄まじいと思う。なんで、こういう事ができるんだろう。。

KRUSHはやっぱり孤高のヒップホッパーだ。このパーティーがJAZZIN’でも、彼の解釈のヒップホップで切り込み、叩きつける。

いつもにましてビートに強さを感じた。だけど、その上に乗ってる音はすぐ壊れてしまいそうなほど繊細だ。あーやっぱりすごいなぁ。相変わらずドスと腹巻とパンチパーマが見える音を鳴らし続けたのでした笑。

KRUSHのショーを見ると「お前ら、ちゃんと生きてっか?」なんて言われてる様で、いつも自分自身問い直してしまう。26歳、恵まれた年だったなあ。うん、自分なりに駆け抜けたよ。

「でも、まだまだ行けんだろ?!」KRUSHのドスが俺に向かってくる笑。

そんなわけでこれからも、仕事、毎日の生活、友達、愛する人、全てを大事に。みんながもっともっと良くなるように、27歳は26歳以上に頑張ろうと思った誕生日でした。来年も駆け抜けるぞ!年明け前に早くも心新たに出来た、本当に素敵な日でございました。